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パチンコ借金の4つの返済方法 パチンコで借金を返すのはNG!

お金を借りてギャンブルをする人は、勝って返せばいいと思っています。
しかし、負けてしまうと借金だけが残ってしまうでしょう。
そうして、借金を返すためにまた借金をするというのを繰り返していき、返済が難しくなるほどに増えてしまいます。
そうなってから解決したいと思っても、かなり難しいでしょう。
パチンコなど、ギャンブルで作ってしまった借金はどうしたらいいのでしょうか?
その対処法と、借金を根本的に解決する方法について解説します。

パチンコやギャンブルのために借金すると…?

パチンコやギャンブルのために借金をすると、それだけでも大きな問題があります。
生活に大きく影響することもあり、メンタルヘルスを損なうこともあるのです。
具体的に、どのようなことが起こるのでしょうか?
また、そうなった場合はどう対処するべきなのでしょうか?
パチンコやギャンブルに使うお金を借りてしまったときに起こりうることや、そうなった場合にどのような対処方法を取るべきか、解説します。

ギャンブル依存症になることも

まず気を付けなければならないのが、ギャンブル依存症になることです。
ギャンブル依存症というのは、ギャンブルにはまりすぎて日常生活に支障をきたしてしまい、専門医による治療を必要とするような状態のことをいいます。
借金をしてまでパチンコなどのギャンブルを続けようとしている人は、依存症になっていると考えられます。
それ以外にも、ギャンブルでの負けをギャンブルで取り返そうと思うなどの行動をとる人は、ギャンブル依存症の可能性が高まります。

借金で生活が苦しくなる可能性も

ギャンブルのための借金は、きりがありません。額が大きくなってくると、生活が破綻してしまうこともあり得ます。
また、ギャンブルの借金は多くの場合、配偶者には内緒にしているのですが、それを知られてしまうと夫婦関係に亀裂が入り、離婚の危機に陥る可能性もあります。
借金をすると、その借りたお金に加えて利息も支払うことになります。
その分、返済の負担は重くなるのです。
返済のために借金をする人も多く、それを繰り返しているといずれ利用限度額に達してしまうでしょう。
返済もどんどん難しくなり、完済が難しくなってしまうのです。

借金をパチンコで返済するのは絶対にNG!

借金がある場合、それをパチンコで勝って返済しようと考えている人はいるでしょう。しかし、それは絶対にNGです。なぜNGなのか、解説します。

パチンコ店が儲かる仕組み

パチンコ店というのは、客に儲けさせるためにあるわけではありません。あくまでも、店側が儲けるためにあるのです。パチンコの還元率は80~85%ほどと言われています。
例えば、客が合計で500万円投資していた場合、回収できるのは400~425万円ほどとなる計算です。
この還元率は、客それぞれに適用されるものではなく、お店全体の還元率となります。
そのため、必ずしも毎回負けるわけではありませんが、投資金額が大きくなればなるほど、負ける金額が大きくなっていくのは確かです。
1回大きく勝ったとしても、長期間で見てみれば負けていることがほとんどなのです。ギャンブルは、還元率が100%を超えるものでもない限りは最終的に勝つことができない、つまりは最終的に胴元が儲かる仕組みなのです。そのため、ギャンブルで稼ごうと考えるのは避けたほうがいいのです。

パチンコで作ってしまった借金をパチンコで返済しようとすると?

パチンコは、運が良ければ数万円は勝つことができます。借金の額が数万円程度なら、それで完済することができるでしょう。時には、10万円以上勝つこともあり得ます。
しかし、パチプロでも年収の相場は350~450万円程度なのです。しかも安定性はなく、時給換算したら普通に働くほうが問題なく稼ぐことができるでしょう。たとえそれで完済できたとしても、パチンコを続けていれば、いずれまた借金をしてしまう可能性は否定できないでしょう。しかし、それは珍しいことではなく、残念ながらよくあることなのです。
また、一度借金を完済することに成功した場合、また勝てるはずだという根拠のない自信を持ってしまうかもしれません。そうなると、結局以前完済した借金よりも額が大きくなり、それでもいつか勝てるはずだとパチンコを打ち続けてしまうことが多いのです。そうならないように、パチンコで借金を返済しようと考えることはやめましょう。

副業や日雇いなどで収入を得る

趣味でパチンコに通っている人は、休日なら朝から夜まで打ち続けることがあるかもしれませんが、それ以外の日は2~3時間程度しか滞在しないと思います。その時間を、副業などに費やしてみれば収入は増えるかもしれません。
例えば、副業で時給1,000円もらえるとしたら、1日3時間、週2日働くことで週6,000円、月に24,000~30,000円ほど収入が増えるのです。また、休日に日雇いの仕事をすると1日数千円、仕事によっては1万円以上稼ぐことができます。月3回働くと、3万円前後は収入が増えるでしょう。

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パチンコやギャンブルで借金を作ってしまったら?

パチンコを始めとしたさまざまなギャンブルで借金を作ってしまった場合は、どうしたらいいのでしょうか?その借金をどうにかするための方法について、解説します。

家計の見直し

パチンコで作ってしまった借金が少額なら、家計を見直して無駄な支出を省くことで完済を目指すことができます。
返済が可能な金額は、年収の3分の1を目安に考えましょう。
例えば、毎日コンビニでお茶を買っている人は、スーパーやドラッグストアでまとめ買いをしておけば1本あたり50円前後、30日なら1,500円節約できます。
また、毎日たばこを1箱吸っている場合、1箱あたり600円前後なので、禁煙すれば18,000円前後の節約ができます。
毎月2万円ずつ返済できれば、完済までの道も見えてくるでしょう。

家族/親族に相談

パチンコで借金を作った場合に問題となるのが利息で、借金が膨らんでいく原因にもなります。
元本だけなら返済が終わっているはずなのに、利息が負担となっていつまでも返済が終わらないという人もいるのです。
貸金業者よりも低い利息であれば返済はしやすくなるので、家族や親族に相談して、一度借金を立て替えてもらいましょう。
ただし、身内から借りた場合でも返済はきちんとしてください。
借りるときは、話し合って借用書を作成した方がいいでしょう。

貸付自粛制度を利用する

ギャンブルのための借金が辞められないという人は、貸し付け自粛制度を利用してみましょう。
これは、日本貸金業協会と全国銀行個人情報センターで利用できる制度で、これらに申請することで「貸付自粛」と信用情報に記録されます。
クレジットカード会社や消費者金融が信用情報をチェックした時に貸付自粛となっていれば、支払い能力の審査に影響するのです。
これ以上借金をしないようにしたい、という場合は利用を検討してみましょう。

最終的には「債務整理」

これ以上、借金をしないように貸付自粛制度を利用したとしても、自分で撤回することも可能なので生活にどうしても困った時は撤回してしまうかも知れません。
また、借金に追われる日々に苦しんで、根本的な解決を求めている人もいるでしょう。
そういったときは、最終手段として債務整理を検討してみましょう。
債務整理は、弁護士や司法書士に相談して手続きを進めるのが一般的です。
その方法として自己破産が有名ですが、それ以外にも個人再生や任意整理という手段があります。
その中から、最も適した方法を選択するのです。

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パチンコで作ってしまった借金は「債務整理」で解消

パチンコで借金を作ってしまった場合でも、債務整理で解消できるケースはあります。
しかし、どうにかして自分で解消したい、という人もいるでしょう。
また、債務整理には3種類ありますが、それぞれ特徴が異なるため、ケース別に適切な方法を選ばなくてはいけません。
そのために、まずは特徴などを把握しておく必要があります。
自力で返済する場合と、それぞれの債務整理の方法を利用する場合の特徴とメリットについて解説します。

自力でパチンコ借金を返済する場合の特徴とメリット

自力でパチンコの借金を返済するには、まず借金を返済できるだけの収入がなければいけません。
例えば、必要最低限の生活費と毎月の利息分を上回る収入があれば、いずれは完済もできるはずです。
今後パチンコ等のギャンブルをやめて、それ以上借りることがなければ問題はないでしょう。
完済までに時間がかかると、その分金利も発生して返済総額が増えてしまうので、なるべく早く完済するのが望ましいでしょう。
この方法のメリットは、弁護士や司法書士などの専門家に依頼する必要がないため、報酬等を支払う必要がないという点です。
また、信用情報にも記録が残りません。
そのため、クレジットカードの新規作成などには制限がかからず、いつでも作成できます。また、新規の借り入れにも制限はかかりません。

任意整理でパチンコ借金を返済する場合の特徴とメリット

債務整理の中で、裁判所を通さずにお行える手続きが任意整理です。
これは、消費者金融等の債権者と直接交渉して、元本を3年から5年、つまり36回から60回の分割払いで返済していく、という条件を認めてもらうものです。
この方法は、自分の力でも手続きはできるのですが、交渉は難しいでしょう。
消費者金融やクレジットカードはプロなので、交渉を持ち掛けられても素人が相手なら聞いてくれない可能性があります。
また、交渉の席についたとしても、こちらの要求を聞いてくれないことが多いでしょう。
そのため、成功率が高くなるように弁護士や司法書士に依頼して交渉してもらうのが一般的です。
また、この方法は裁判所を通じて行う手続きではないので、官報に名前が掲載されることはありません。

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自己破産でパチンコ借金を返済する場合の特徴とメリット

自己破産の手続きは、裁判所に申立をします。
そうして、裁判官に返済が不可能であることを認めてもらい、一定以上の価値のある財産がある場合はそれを返済に充てる代わりに、残っている借金の返済を免除してもらえます。
本来、ギャンブルによる借金は免責不許可事由に該当するので、パチンコでの借金は自己破産ができません。
しかし、初めての債務整理の場合は、裁量免責として認められることもあるのです。
裁量免責は、裁判官の判断によって免責を認めてもらえる、ということです。
ただし、これは確実に認められるわけではないので、専門家に可能かどうかを相談しておいた方がいいでしょう。

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個人再生でパチンコ借金を返済する場合の特徴とメリット

個人再生は、自己破産と同じく裁判所に申立をして行う手続きです。
認められた場合は借金が原則5分の1に減額されるので、そうなった場合の返済の予定を再生計画案として作成し、裁判所に提出します。
そして、裁判官が認めた場合は基本的に債権者にも決を採り、過半数が認可すれば借金が減額されます。
減額される割合は借金の総額で異なり、最低でも100万円は返済しなくてはいけません。また、最大では10分の1まで減額でき、手続きできる最大の金額は5,000万円です。
この手続きは、たとえ借金の理由がギャンブルであっても問題ありません。
この手続きを進めるには、多くの書類を提出しなくてはいけません。
書類の記入内容も煩雑なので、専門家に依頼して作成するのがおすすめです。

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パチンコやギャンブルの悩みはカウンセリングで解消しましょう

たとえ借金で痛い目を見ても、それが解決したら、またパチンコなどのギャンブルに手を出してしまう人もいます。
そうなると、また借金をして同じように苦しむ、ということを繰り返すことになるでしょう。
ギャンブル依存症は、れっきとした病気です。
自分の意志でやめられればいいのですが、それができないこともあります。
その場合は、カウンセリングで解消しましょう。
ギャンブル依存症のカウンセリングは、以下のようなところで受け付けています。
・一般財団法人ギャンブル依存症予防回復センター
・精神保健福祉センター
・ギャンブラーズアノニマス
・医療機関の精神科
こういったところでカウンセリングを受けることで、ギャンブル依存症を克服できる可能性が高くなります。

まとめ

・パチンコのために借金をすると、返済が難しい
・ギャンブル依存症になる可能性が高くなる
・借金が原因で、生活が苦しくなることもある
・時には、離婚の原因にもなる
・借金を増やさないように、貸付自粛制度というものがある
・どうにもならないときは、債務整理を検討しよう
・債務整理には、任意整理と自己破産、個人再生がある
・それぞれに特徴があり、メリットも異なるので自分の都合に合わせて選ぶべき
・ギャンブル依存症から脱することができない場合は、カウンセリングを利用しよう




監修者情報
代表 鈴木 法克
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認定番号 第101196号 / 東京司法書士会所属 / 登録番号 東京 第7018号
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