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債務整理
2021.10.04

借金が返せないとどうなる?返済額の減額方法や催促状が来た場合の対応を紹介

借金をしたら、返済日には利息を付けて返済しなくてはいけません。しかし、場合によっては返したくても返せなくなってしまう人もいるでしょう。そうなった場合、果たしてどのような事態が起こるのでしょうか?
返済日に借金を返すことができないと、クレジットカードが使えなくなったり返済する額が増えてしまったりと、様々な不利益が生じます。どうしようもない時には、債務整理によって借金を減額する方法などもあります。
この記事では、借金が返済できない場合に困ることや、対処方法などを紹介します。

借金が返せないとどうなるの?不利益なこと

借金が返せなかった場合、自分にとって不利益なことが起こってしまいます。そのため、借金が返せなくなるような事態は避けた方がいいのですが、具体的にどのような不利益が生じることになるのでしょうか?それぞれの内容について、具体的に紹介します。

クレジットカードが使えなくなる

普段の生活にも大きく関わってくる不利益として、クレジットカードが使えなくなってしまいます。クレジットカードのキャッシングで借り入れをしていて返済ができなくなった場合、そのクレジットカードはすぐに使えなくなってしまいます。しかし、それ以外のクレジットカードも使えなくなるのです。
クレジットカード会社では、契約者の利用状況や返済の遅れなどを定期的にチェックしています。そして、どこかのクレジットカードの利用状況で問題があった場合は、その内容が信用情報機関に記録されます。そのため、クレジットカード会社全体で情報が共有されてしまうのです。そうなると、どのクレジットカードも利用できなくなってしまいます。

遅延損害金が発生する

借金を返済日までに返済できなければ、滞納していることになります。その場合、滞納している間は通常の利息の代わりに、遅延損害金が発生します。遅延損害金は通常の利息の1.46倍を上限としていて、最大で20%です。それほど大きな金額には思えないかもしれませんが、滞納している日数が大きくなると無視できないほどの差額になってしまいます。元々返済できない状況で、返済の負担がさらに大きくなるのです。そうなると、返済できる状況になるのが益々難しくなってしまうでしょう。その状況になると、完済までの道のりが遠くなってしまうため、注意しなければいけません。

催促状が送られてくる

返済が遅れると、貸金業者から催促状というものが送られてきます。これは、返済期日が過ぎているということを通告して、新たに期日を設けてその日までに返済するよう求めるものです。この通知には、法的な強制力はありません。しかし、催促状が届いても返済しないままにしていると、今度はより強制力が強い督促状が送られてきます。督促状になると、今度は期日を過ぎても返済がない場合は法的措置を取る、等の文言が書かれています。
また、催促状から督促状に変わった時点で、分割返済ではなく一括返済を求められることも多いので、実際に期日までに返済するのはかなり難しくなるでしょう。

ブラックリストに載り、新たな借り入れが難しくなる

借金を返すことができなかった場合、そのことが信用情報機関に登録されてしまいます。信用情報機関には元々、クレジットカードやカードローンなどの借入をした時にその利用や支払いの状況などが記録されています。そこに、延滞しているという記録が残ってしまうのです。延滞などの記録があると、いわゆるブラックリストに入ってしまい、信用情報機関に加盟しているクレジットカード会社や貸金業者、銀行などで情報を共有されてしまいます。そうなると、例えばクレジットカードを新規で発行しようとしても、審査で断られてしまいます。また、住宅ローンを組むこともできなくなるのです。

訴訟や差し押さえが行われる

催促状や督促状が送られてきても返済ができないままだと、貸金業者は訴訟を起こします。その訴訟が認められれば、裁判所から支払い命令が出されてしまいます。訴訟を起こされると、自宅に訴状や裁判の呼び出し上、支払い命令などが郵送されてくるため、もし家族に内緒で借金をしていた場合、それを隠し通すのが難しくなるでしょう。裁判の結果差し押さえを受けてしまうと、給料の一部が差し押さえられてしまいます。その際は会社に差し押さえることが通知されるので、会社には確実に知られてしまいます。その口座から家族も引き出すようであれば、家族にも知られてしまう可能性は高いでしょう。

借金が返せない場合どうすればいい?

借金を気軽に考えて、自分の支払い能力を超える額を借りてしまうということは、珍しい例ではありません。とはいえ、よくあることだからと返済しなくてもいいわけではないのです。借金をどうにかしたいのであれば、きちんと対処しなくてはいけません。その対処の方法としてはどのようなものがあるのか、紹介していきます。

現状の借金状況の整理・把握を行う

最初に行うべきことは、現在自分が何社からそれぞれどれだけの借金があって、合計でいくら借りているのか、また毎月返済しなくてはいけない額と、自分の収入と毎月の支出から毎月どのくらいであれば返済できるのか、ということです。そういった状況などが分からないまま闇雲に解決策を探していても、具体的な解決策は分からないままです。まずは、自分の現状について把握して、それを解決するには何が必要なのかをはっきりとさせることが大切です。

家族や友人に相談する

お金のことは、家族や友人には相談しづらいものです。そのため、ためらう人も多いでしょう。しかし、支払いが間に合わなければ先ほども言ったように様々なペナルティが生じてしまうのです。それを避けたいのであれば、家族や信頼できる友人に頼って、建替えてもらうことができないか相談してみましょう。
ただし、お金の問題は人間関係を破綻させる原因になりやすいものです。友人や家族に頼るのであれば、きっちりとルールを決めることが大切です。

質入れを利用する

自分が持っているものを処分して、その代金を返済に充てるという方法もあります。その際は、質入れも検討してみましょう。質入れというのは、担保となる品物を質屋に預け、代わりにその品物の価値に見合ったお金を借りることをいいます。その後、期日までに返済すれば品物は戻ってくるのですが、期日を過ぎてしまうと質流れとなりその品物は売却したものとして扱われます。そのため、その品物を失いたくないのであれば、別の方法を考えることとなるでしょう。

勤務先で福利厚生が活用できないか確認する

会社の中には、福利厚生として従業員に対し、低金利で資金を貸し付けているところもあります。そういったシステムを利用すると、カードローンやキャッシングよりは低い金利で支払いのための資金を用意できます。借りることができる金額や金利、返済の期間などはその会社によって異なるため、十分な額を借りて余裕をもって返済できるとは限りません。しかし、金融機関からの借り入れよりは安心して利用できると思う人は多いでしょう。会社がそのような制度を用意しているか、一度確認してみましょう。

債務整理を行う

支払いをするお金が足りない時、それを解決する方法は色々とありますが、そのほとんどは一時しのぎにしかなりません。何度も督促を受けるような状態であれば、根本的な解決策として債務整理を検討しましょう。そうすることで、借金の額を大幅に減らすことができ、返済するようになるでしょう。
債務整理には、任意整理と自己破産、個人再生の3つの方法があります。その中でどの方法がおすすめかは、借金の状態や収入状況によって異なります。また、利用できる条件もそれぞれ決まっているため、希望通りの方法が選択できるとは限りません。しかし、どの方法であっても負担が減ることは確実なので、まずは専門家に相談してどの方法が最も適しているのかを確認してみましょう。

借金が返せない時にやってはいけない行動4つ

借金の返済ができない時の行動は、人によって様々です。中には、上記のような解決方法を選択する人もいるでしょう。しかし、中にはやってはいけない、避けるべき行動を選んでしまう人もいます。そういった方法を選んでしまうと、借金の返済はより難しくなってしまい、自分の首を絞める事にもなりかねません。どのような行動を避けるべきか、紹介します。

借金の返済通知を無視しつづけること

借金を返す当てがないからといって、返済を求めるよう貸金業者から送られてくる通知を無視し続けるのは避けた方がいいでしょう。借金を滞納し続けていると督促が何度も来ますが、それも限度を超えると今度は訴訟を起こされてしまいます。裁判になり、裁判所から返済するよう言われても返済ができないようだと、差し押さえ命令を出されてしまい給料の一部を差し押さえられてしまいます。その際は勤務先に連絡されることになるので、借金があって返済できない状態ということを会社の人にも知られてしまいます。その結果、社会的信用にも傷がついてしまうでしょう。

追加で融資を受けること

当面、返済期限が迫っている借金をとりあえず返済しようと、追加で借り入れをしてしまう人もいます。しかし、その方法は単に借金の総額を増やしてしまうだけです。近いうちに、借金問題を根本的に解決できるほどまとまった金額を得られる予定がない限り、単に先延ばしにしているだけにすぎず、いずれは限度額を迎えてしまい破綻してしまうでしょう。
また、別の貸金業者を利用すると、もっと問題があります。毎月の返済額が増えてしまうため、それを補うためにまた融資を受けることになり、雪だるま式に借金が増えてしまいます。

ヤミ金を利用すること

絶対に利用してはいけないのが、ヤミ金です。ヤミ金というのは、貸金業者としての許可を得ずに貸付行為をしている組織のことをいいます。元々が違法なので、貸し付けの際の金利も利息制限法を大きく上回るケースがほとんどです。10日で5割の利息を請求するなど、非常に悪質なのです。その場合、10万円を借りたら10日後ごとに5万円ずつ支払うことになるのです。1年間それを払い続けたとしたら、1年で180万円も支払うことになります。そして、返済ができなくなった時には、それを理由にして犯罪行為への加担を強要されるケースもあるのです。

借金を踏み倒そうとすること

行方をくらますなどの方法で借金の督促から逃げて、借金を踏み倒す人もいます。しかし、これもおすすめはできない方法です。借金を踏み倒しても、借金そのものはなくなりません。そのため、返済するまでの間は遅延損害金が発生しているので、返済しなくてはいけない額は大幅に増えてしまうのです。時効を迎えるまで逃げようとしても、時効が成立するまでは5年かかります。そのうえ、貸金業者が裁判等を起こした場合はカウントが止まるので、さらに時間がかかるのです。また、家族や勤務先などにも連絡されてしまう可能性が高いので、リスクが大きいのです。

どうしても借金が返せない場合には債務整理を!

借金の返済がどうしても難しい場合は、借金を減額することができる債務整理をすることも検討しましょう。ただし、債務整理には任意整理、個人再生、自己破産、特定調停という4つの方法があります。それぞれ利用できる条件や減額できる割合などが異なるので、自分の状況にあった方法を選びましょう。4つのそれぞれの特徴について、解説します。

任意整理で借金を減額

任意整理は、貸金業者等の債権者と直接交渉して、将来的に借金にかかる利息や遅延損害金などを原則カットしてもらい、残っている借金を原則60回の長期分割で返済できるようにする手続きです。借金の返済において、利息の占める割合はかなり大きくなります。その分をカットして、長期分割で返済できるようになると、支払の負担はかなり軽減されます。

個人再生で借金を減額

個人再生は、裁判所を通じて行う手続きです。原則借金を5分の1に減額して、残債を36回から60回に分割して返済します。裁判所に返済の予定を示した再生計画を提出し、債権者の過半数の同意を得ることで手続きが成立します。また、住宅ローンを整理対象から除くことで、ローンを返済している途中の自宅を手放さなくてもいいというのが大きな特徴です。

自己破産で借金を減額

自己破産も、裁判所を通じて行う手続きです。借金の返済ができないことを裁判所に認めてもらい、返済義務を免除してもらうことでそれ以降は全く借金を返済しなくてもよくなります。効力が大きい分、認めてもらうための要件はかなり厳しくなります。ギャンブルや浪費のお為の借金であれば、認めてもらえないことも多いのです。

特定調停で借金を減額

特定調停は、簡易裁判所で調停員を介して債権者と返済方法について話し合う手続きです。基本的な流れは任意整理と変わらず、借金の利息を原則カットしてもらい長期分割での返済となります。ただ、債権者と直接話し合うのではなく、裁判所を通じて行うという点が異なります。この方法の利用者は、債務整理の中で最も少ないといわれています。

借金減額なら、プロである弁護士・司法書士へ

借金の減額をするために債務整理をする場合、自分で手続きを行うこともできます。しかし、自分で行うとなると大変で、手続きの成功率も低くなります。例えば、任意整理の場合は債権者と直接交渉をするのですが、自分で行ったとしてもそうそう認めてもらうことはできません。しかし、そういった交渉に慣れている弁護士や司法書士のプロに依頼すると、スムーズに交渉がまとまるのです。また、裁判所を通じて行う手続きの場合は必要な書類なども多いので不備が出やすいのですが、それもプロに任せると問題なく手続きができるのです。
はたの法務事務所は、任意整理や個人再生、自己破産など借金を減額するための債務整理において、多くの実績があります。多くのお客様と寄り添ってきているため、困ったことがあればお気軽にご相談ください。

まとめ

・借金の返済ができないと、多くの不利益が生じる
・クレジットカードが使えなくなり、遅延損害金も発生する
・長い間返済が滞っていると、裁判になり差し押さえをされてしまうこともある
・借金が返せない場合、親や友人を頼るか、あるいは会社の福利厚生などがないかを確認する
・返済できないからといって、無視を続けたり踏み倒そうとしたりすることはおすすめできない
・ヤミ金を利用するのは、絶対にやめた方がいい
・借金を減額するために、債務整理も検討しよう




監修者情報
代表 認定司法書士 幡野 博文
代表 認定司法書士 幡野 博文
認定番号 第401159号 / 東京司法書士会所属 / 登録番号 東京 第1545号
40年の実績と信頼。北海道江別市出身。
昭和56年に司法書士資格を取得し、司法書士事務所を開設。以後、登記業務を主として各方面で活躍し、その傍ら身近な法律家として庶民の相談者として、様々な問題を解決。平成15年の簡裁訴訟代理関係業務の認定制度の発足に伴い、認定司法書士の資格を取得。親切・丁寧をモットーに依頼者と共に問題を解決すべく司法書士活動を展開中。
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