アイフルおまとめローンの審査基準や流れは?メリット・デメリットも解説
多重債務状態になると、毎月の返済額も増える上、返済の管理も大変になります。そういった人が利用するのが、おまとめローンです。おまとめローンは様々な金融機関で提供していますが、その中でも人気が高いのがアイフルのおまとめローンです。
しかし、気になるのは審査の厳しさです。アイフルのおまとめローンは、審査基準が厳しいのでしょうか?また、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?アイフルのおまとめローンについて、解説します。
アイフルおまとめローンとは
アイフルおまとめローンは、おまとめMAX・かりかえMAXの2つがあり、この違いは、アイフルを利用中かどうかです。アイフルを利用中の場合は「おまとめMAX」、アイフル以外だけを利用している場合は「かりかえMAX」になります。内容的に大きな違いはありませんが、違いとしては、おまとめMAXならWebで手続きが完結するのですが、かりかえMAXの場合は無人店舗に行くか郵送で契約が必要となります。
通常のカードローンとの違いは、おまとめMAXが返済のみのローンという点です。また、金利の上限が通常は18%のところ、17.5%とやや低くなっています。返済方式も、リボルビング返済方式ではなく元利定額返済方式なので、元本を減らしやすくなっているのが特徴です。
アイフルおまとめローンの種類とスペック
それぞれのスペックや特徴、利用条件の違いなどを解説します。
おまとめMAXとかりかえMAXのスペックは、以下のようになっています。
かりかえMAX | おまとめMAX | |
---|---|---|
貸付利率 | 3.0%~17.5% | 3.0%~17.5% |
資金用途 | アイフル以外の借入金の借換えのみ | アイフルを含めた借入金の借換え |
貸付対象者 | アイフルを初めて利用する人 | アイフルを利用中の人 |
貸付金額 | 1万円~800万円 | 1万円~800万円 |
返済期間及び返済回数 | 最長10年(120回) | 最長10年(120回) |
担保・連帯保証人 | 不要 | 不要 |
この2つのローンは、アイフルを利用中か初めて利用するか、言い換えるとアイフルと新規契約が必要かどうかという点が異なる点です。かりかえMAXの場合はアイフルとの新規契約が必要なので無人店舗で契約する必要がありますが、もし近くに店舗がない場合は、郵送での契約も可能です。
契約後は、どちらも「貸金業法に基づく計画返済支援おまとめローン」という商品になります。そのため、内容としては結果的には同じものになり、窓口も同じなので、申込の際におまとめMAXとかりかえMAXを間違えても問題はありません。更に実質年率や貸付可能金額、最長の返済期間と返済回数も同様で、どちらも追加の借入はできません。
おまとめローンとカードローンの違い
では、アイフルおまとめローンと通常のカードローンとは、どう違うのでしょうか?主な違いについて表にまとめたので、確認してみましょう。
おまとめローン | カードローン | |
---|---|---|
貸付利率 | 3.0~17.5% | 3.0~18.0% |
遅延損害金 | 20.0% | 20.0% |
資金用途 | 借入金の借換え | 自由 |
契約限度額 | 1~800万円 | 800万円以内 |
返済方式 | 元利定額返済方式 | 借入後残高スライド元利定額 リボルビング返済方式 |
保証人・担保 | 不要 | 不要 |
追加借り入れ | 不可 | 可 |
まず、貸付利率の上限が異なります。通常のカードローンは最大18%ですが、おまとめローンは17.5%となっています。それほど大きな違いではありませんが、返済にかかる期間が長いと返済総額にはかなりの違いが出てきます。
また、おまとめローンで借りたお金は借入金の借り換えにしか使うことができず、追加の借入もできません。しかし、カードローンは用途に制限がなく自由であり、契約限度額の範囲であれば追加の借入も可能です。
大きく異なるのが返済方式で、カードローンの場合は毎月一定額を返済しながら、残高が少なくなるにつれて毎月の返済額も減額されます。それに対しておまとめローンの場合は、最後まで毎月同じ額を返済していくという方式です。
ローンを一本化しない場合のリスク
複数借入をしている場合に、そのローンを一本化しなかった場合は、どのようなリスクがあるでしょうか?
まずは、高い金利で借りている状態で、そのまま返済を続けなくてはならなくなります。一か所からまとめて借りることで金利は下がるのですが、それをしないまま借金をしていると、金利が高く同じ額を返済しても元本がなかなか減らないのです。
また、ローンを一本化すると毎月の返済額は下がるのですが、一本化しないことで毎月の返済額が大きくなってしまいます。
返済する先が1か所になることで返済忘れも生じにくくなるため、延滞の可能性も少なくなります。複数の借入先があってそれぞれに返済する場合は、うっかりと忘れてしまうことも十分にあり得るのです。
借金の返済が遅れる、または返済できない状態になると信用情報に事故情報として記録されて、ブラックリストに載ってしまいます。一本化して返済しやすくなれば、その可能性も低くなるでしょう。
アイフルおまとめローンの特徴は?
限度額が大きい
アイフルのおまとめローンには、「かりかえMAX」というアイフルを利用したことがない人を対象としたものと、「おまとめMAX」というアイフルを利用中、もしくは過去に利用したことがある人を対象としたものの2種類があります。
どちらのおまとめローンも、限度額は800万円と限度額が大きいため、利用中のローンの金額が大きい場合でも安心して利用することができます。
貸金業法では、総量規制という貸付総額を年収の3分の1までに規制する制度があるのですが、おまとめローンはその規制の対象外なので返済能力さえあれば3分の1を超える金額でも借りることができます。
金利が低い
アイフルのおまとめローンは2種類ありますが、金利はどちらも3.0~17.5%なので、現在利用しているローンよりも金利が低くなるようであれば、返済中の利息を減額することが可能となります。ただし、金利が何%になるのかは実際に申し込んで審査を受けてから決定されるため、事前に正確な金利を知ることはできません。金利は、通常借入額が大きく、信用度が高いほど低くなります。
ただし、利息は日割計算なので、金利が低くなったとしても返済期間が長くなると利息が増えてしまい、総返済額が多くなってしまう可能性があります。申し込む前に、シミュレーションをして総返済額を確認しましょう。
周囲に知られにくい
アイフルのおまとめローンは、店舗以外にインターネットや電話で申し込みや契約ができるため、周囲の人に知られないように契約することができます。店舗などでの契約では、知り合いに入るところを見られてしまう可能性もあるため、どうしてもバレてしまう可能性があるのですが、インターネットや電話から申し込みができるのであれば、誰にも知られずに契約することができる可能性が高いでしょう。
また、WEB契約を選択した場合は、郵送でカードや契約書などが贈られてくることがないため、一緒に住んでいる家族にも知られずに契約を結んで利用することも可能でしょう。
審査にかかる時間が短い
おまとめローンを利用する方の中には、なるべく急いで一本化したいという人もいるのですが、アイフルなら審査にかかる時間が最短で即日完了するため、すぐに利用することができるのです。
アイフルは、通常のカードローンであれば審査は最短25分と短いのですが、さすがにおまとめローンの場合は金額が大きいため審査時間はカードローンよりも長くなるものの、何日も待つ必要がなく早ければ即日に審査の回答を得ることができるので、スムーズに利用できるでしょう。
おまとめローンを利用する場合、現在利用しているところにアイフルが返済して、それ以降はアイフルのおまとめローンの返済だけをしていくことになります。
アイフルおまとめローンの審査基準は厳しい?
アイフルのおまとめローンで借りる金額は借金の総額となるため、かなり大きな金額となります。そのため、通常のカードローンの審査よりも厳しくなってしまいます。また、申請された他社の借入が本当にあるか、またはその借入額が正しいのかを証明する必要もあるため、その書類も用意しなくてはいけません。そういった確認もあるため、即日で融資を受けることは難しいでしょう。
審査でチェックされる内容と審査基準について、ポイントごとに解説していきます。
収入状況と返済能力
まずは現在の収入状況を確認するのですが、単なる収入額だけではなく、その安定性についても確認されます。収入額は多いに越したことはないのですが、それが今だけ特に多いようではそれ以降に減少してしまう可能性もあるでしょう。そのため、収入の多寡に加えて現在の仕事の勤続年数についてもチェックされます。それによって、返済能力を推測するのです。
勤務先は、大手の企業であるほど評価は高くなります。離職率も低く、収入に関しても安定していると思われるからです。自営業の場合は、いくら収入が多くても安定性は不安視されるため、その分評価は下がる傾向にあります。
アイフルのおまとめローンの審査基準としては、現在の職場に2年以上継続して勤務している方、また、年収に関しては平均で350万円以上、借り換え総額が150万円以内であれば、審査には通りやすいと一般的には言われています。
借入総額
通常の借入では、年収の3分の1までという決まりがあります。しかし、アイフルのおまとめローンは総量規制の対象外となるため、その規制を超えて借り入れをすることも可能です。とはいえ、現在の借り入れ分までしか借りることはできないので、オーバーローンを組むということは不可能です。単に、現在の借入総額が年収の3分の1を超えていても、借り換えができるということです。最大では、年収の2分の1程度が目安と考えて下さい。
そのため、年収800万円の時に200万円借り入れしていて、それから転職して年収300万円になった場合、200万円の借り換えは不可能ということになります。
他社の借入の金利
アイフルでおまとめローンを利用した場合の金利はその金額などでも異なりますが、平均すると12.0~15.0%となります。消費者金融の金利は平均18.0%前後、銀行カードローンは平均14.5%となっているのですが、中には12.0%未満となっているものもあります。その場合、アイフルのおまとめローンで借り換えをしてもメリットはありませんので、借り換えを申込しても審査に落ちてしまうことがあります。
現在の返済状況
消費者金融等では、返済状況の情報を常に共有しています。遅延や滞納などがあると、そのことも記録されているので、何度も返済が滞っているとカードローンの審査では不利になります。それはおまとめローンも同様で、過去2年以内に何度も滞納や遅延をした記録が残っている場合は、審査に落ちてしまう可能性が高いです。
アイフルおまとめローンの審査の流れ
アイフルおまとめローンに申し込む場合、審査はどのように進められていくのでしょうか?審査を申し込んでから、実際に契約するまでの流れについて解説します。
申込
まずは、アイフルのおまとめローンに申し込むところからスタートです。申込方法は、インターネットのサイト上から申し込む方法と、電話で申し込む方法、店頭窓口で申し込む方法があります。このうち、もっとも時間の融通が利きやすく手間がかからないのはネット申込で、24時間いつでも対応しています。
ただし、アイフルのサイトのトップページにある「お申込」からだと、通常のキャッシングローンの申込になるので注意してください。おまとめローンの説明画面からの申込なら問題ないのですが、通常のキャッシングとして申し込んでしまった場合はアイフルの問い合わせ窓口に連絡して、おまとめローン希望ということを伝える必要があります。それを忘れると、限度額が少ない契約となり、借り換えが不可能となるでしょう。
仮審査
申込をすると、アイフルでは申告された内容で仮審査が行われます。簡易審査で問題がないと判断されれば、電話で仮審査が完了したという連絡があります。そして、現在の借り入れ状況の詳細について確認され、それをどうまとめるのかを話し合います。実は、この時点でアイフルは信用情報機関に申込者の情報を照会していて、現在の借り入れ状況についてもすでに調査済みとなっています。しかし、本人にも確認しなくてはならないので、電話で聞き取りを行っているのです。そのため、借入額や利用件数、どこから借りているのかといった情報はしっかりと確認してから、返答しましょう。細かい金額まではこだわらないので、おおよそいくらくらいか把握していれば問題ありません。
聞き取りが終われば、必要書類を提出して本審査へと進みます。
本審査の内容
本審査では、本人確認書類と収入証明書類を提出してもらい、勤務先に在籍確認を行います。この内容と申告内容を照らし合わせて、問題なく確認できれば本審査は完了します。
契約
ネット契約であれば、アイフルのサイトにアクセスして会員ログインを行います。すると、「契約締結(おまとめローン)」というアイコンがあるので、それを開いて手続きをします。この時、郵送でカードが送られてくるのを避けたい場合は、カードレスでの契約も可能です。
店舗契約を選択した場合は、近くにある無人店舗が案内されるので、そこに行って契約を締結し、契約を終えると融資が実行されます。ただし、おまとめローンは通常のカードローンとは異なり、アイフルから他社へと直接振り込んで返済されます。そのため、自分で現金を手にすることはありません。アイフルでは完済日が決まると他社にそのことを連絡して、その時点での金利込みの返済総額を確認します。アイフルによる返済が完了したら、残高が0円になったことを確認するため、利用していた消費者金融などに解約証明書か完済証明書を発行してもらい、それをアイフルに提出させます。
カードの発行
アイフルおまとめローンでは、カードレスも選択できますが、選択しなかった場合はカードが発行されます。カードは郵送で受け取るか、自動契約機で発行してもらうことになりますが、このカードは返済専用なので、これがあれば多くのATMから返済できます。基本的には、毎月銀行口座からの自動引き落しになりますが、カードがある場合は提携ATMから追加返済ができるので、返済ペースを上げることも可能です。
アイフルおまとめローンの申し込みに必要な書類
アイフルおまとめローンに申し込むには、いくつかの書類が必要です。どのような書類が必要なのか解説します。
本人確認書類
まず必要とされるのは本人確認書類で、運転免許証がある場合は、それが最も望ましいでしょう。それがない場合は、以下のうちいずれか1点があれば認められます。
顔写真付きの本人確認書類
・パスポート(所持人記入欄があるもの)
・個人番号カード
・住民基本台帳カード
・特別永住者証明書
・在留カード
・その他の公的証明書類(氏名・住所・生年月日のあるもの)
これらの顔写真付きの本人確認書類を何も持っていない場合は、顔写真付きではない以下のいずれか2点を提出することでも認められます。
・健康保険証
・母子健康手帳
・年金手帳
このうち1点しかない場合は、上記1点と以下の書類のいずれかを組み合わせて提出することも認められています。
・戸籍謄本(戸籍抄本)
・住民票
・住民票記載事項証明書
・公共料金の領収書(電気・ガス・水道・NHK/発行より6ヵ月以内のもの)
・官公庁発行書類で氏名、住居、生年月日の記載がある書類(納税証明書・印鑑証明書など/発行から6ヵ月以内のもの)
収入証明書類
収入証明書類は、以下のうち発行されたのが最新のものが1点必要です。
・源泉徴収票
・住民税決定通知書
・給料明細書(直近2ヵ月分/賞与がある場合1年以内の賞与明細書も必要)
・確定申告書
・所得証明書
他社借り入れ条件確認書類
他社からどのような条件で借り入れているのか、確認できる書類も必要となります。
アイフルおまとめローンの在籍確認について
アイフルおまとめローンで在籍確認をする方法は、現在アイフルとすでに契約しているかどうかで異なります。アイフルとの契約がある場合は、以前確認された勤務先から変更がないかを聞かれて、変更がなければそれで完了です。
しかし、アイフルと新規に契約を行う場合は、勤務先に連絡して在籍確認をされます。その場合、まず非通知で電話がかかってきます。もし、会社の電話が非通知拒否の設定になっている場合は、携帯電話から掛けられます。名乗る際は個人名で、アイフルとは名乗らないので安心です。また、電話口には本人が出る必要もないので、周囲から怪しまれることもあまりないでしょう。
アイフルおまとめローンの審査落ちを防ぐには
アイフルおまとめローンの審査で落ちる可能性を減らす方法はいくつかあります。審査を受ける際は、これらの点に注意してから臨みましょう。
他社からの借入は可能な限り減らしておく
アイフルおまとめローンは、複数の借入があるときに借金を一本化するものです。利用する人は借金総額が大きいと予想されるものの、どれだけ多くても問題ないという訳にはいきません。借入件数や借入総額が少ないほど、審査にも通りやすくなるのです。なぜなら、多くの額を借りるにはそれだけ信用度が高くなければならないからです。
現時点で複数社から借り入れをしていて、どこかの借入可能額に余裕がある場合は、自主的にまとめることができるでしょう。例えば、4社から総額200万円を借りているものの、そのうち1社の借入額が20万円で残りのいずれかの借入可能額、あるいは複数社の借入可能額の合計が20万円以上の場合は、そこから20万円を借りて1社を完済しておくことで、総額は同じでも借入件数を3社に減らすことができます。こうすることで、おまとめローンの審査にも通りやすくなるのです。
信用情報に問題がないかを確認しておく
借入の際に共通して重要となるのが、信用情報です。債務整理をした場合や返済ができず延滞した場合などは信用情報にそのことが記録されて、いわゆるブラックリストに載っている状態となります。これは、消費者金融の履歴だけではなく、クレジットカードのショッピングやキャッシング、携帯電話も含まれます。そのいずれも、支払や返済が遅れた場合は信用情報に記録され、傷がある状態となるのです。こういった情報は、記録されてから最低5年、場合によっては10年前後残ってしまい、そのせいで、おまとめローンの審査に落ちてしまうことは十分に考えられます。
本人の記録は、信用情報機関に紹介すれば確認できます。心当たりがある場合は、一度問い合わせてみてから申し込んだ方がいいでしょう。
他のところには申し込まない
アイフルのおまとめローンに申込もうと思っても、審査に通るか不安で他のカードローンやおまとめローンにも申込む人がいますが、これは審査に悪影響を及ぼします。短期間にまとめて申し込んでしまうと、よほどお金に困っていると思われてしまうため、審査に落ちやすくなるのです。
カードローンは利用したときだけではなく、申込をしたことも信用情報機関に記録されます。そのため、アイフルでも審査の際に申込記録を見ることになるのです。それで不利にならないよう、申込む先は厳選しましょう。なるべくなら、アイフルだけにしておくのがおすすめです。
アイフルおまとめローンの返済方法は?
アイフルおまとめローンを利用した場合は、どのようにして返済してくことになるのでしょうか?その返済方法について解説します。
まず、返済方法は毎月定額を返済していく、元利定額返済方式というものです。これは、利息返済分と元本返済分を合計して、毎月同じ額を返済してくものです。例えば、毎月の返済が5万円の場合、それは最初のうちであれば元本25,000円と利息返済分25,000円であり、後になると元本45,000円と利息返済分5,000円となっていくのです。毎月の返済額が同じなので、返済計画も立てやすいでしょう。この返済額は、契約の際にアイフルと相談して決定されます。そして、支払方法は口座引き落としで、毎月決まった日に口座から自動的に引き落とされます。
例えば、おまとめローンで100万円を借りた場合の具体的な返済シミュレーションは、以下の表のようになります。なお、この場合は年利15%で計算しています。
返済期間 | 3年 | 5年 | 7年 | 10年 |
---|---|---|---|---|
毎月の返済額 | 35,000円 | 24,000円 | 20,000円 | 17,000円 |
総返済額 | 1,240,405円 | 1,412,017円 | 1,564,016円 | 1,792,103円 |
利息総額 | 240,405円 | 412,017円 | 564,016円 | 792,103円 |
返済期間が長くなれば毎月の支払額は少なくなりますが、それだけ利息が増えて総返済額も増えてしまうことに注意しましょう。
そして、アイフルおまとめローンではこれとは別に、ATMからも返済が可能です。余裕がある月は、カードを使ってコンビニなどの提携ATMから入金することで、追加返済ができるのです。それによって、上記のシミュレーションよりも早く返済を終えることができ、総返済額も減らすことが可能です。
アイフルおまとめローンのメリット
アイフルのおまとめローンを利用するメリットとしては、どのようなものがあるでしょうか?そのメリットについて詳しく解説します。
様々なローンをまとめることができる
おまとめローンは、基本的に貸金業者からの借入を一本化するものです。しかし、アイフルおまとめローンは、貸金業者以外からの借入、クレジットのリボ払いや銀行からの借入も一本化することが可能です。多くのローンを一本化できるというのは、アイフルだけのメリットです。
最短で即日おまとめ可能
郵送契約の場合は、来店不要ですが1週間程度の時間がかかります。しかし、来店契約であれば最短で即日契約が可能となっています。どちらの場合でも、家族に知られることなく契約できます。
返済用のカードが発行される
アイフルおまとめローンの基本的な返済方法は口座引き落としですが、発行される返済専用のカードを使えばATMから追加返済することが可能です。それにより、完済までの期間を短くして支払う利息も少なくできます。
アイフルおまとめローンのデメリット
様々なメリットがあるアイフルのおまとめローンですが、デメリットとしてはどのようなものがあるでしょうか?デメリットについても詳しく解説します。
追加での借入は不可
アイフルおまとめローンは、返済専用の契約です。そのため、追加で借り入れをすることはできません。今ある借金をすべて返済して、今後借金をしないと考えている人のためのローンなので、お金が足りなくなったとしても追加借入はできないのです。
返済期間と返済総額が増える
別々に借りているよりも毎月の返済金額は少なくなりますが、その代わりに返済期間は長くなってしまいます。1か所にまとめたからといって、借金の額が減るわけではないのです。
支払う期間が長くなるということは、それだけ利息も増えることになります。金利が下がったとしても、返済期間が延びれば、それだけ長い間利息を支払うことになるのです。そのため、返済総額は増えてしまうこともあります。
アイフルおまとめローンの利用が向いている人とは
アイフルのおまとめローンは、向いている人もいれば向いていない人もいます。それぞれどのような人なのか、その特徴を解説します。
向いているケース
向いているケースとしては、まず他社のおまとめローンでは対象外となる、銀行からの借入やクレジットカードのリボ払いの借入が多数ある人です。
また、家族などにおまとめローンを利用したことを知られたくない人にも向いています。
借入残高が多く、どうにかして1つにまとめたいという人も、最大800万円借りることができるので向いています。
銀行のおまとめローンに申し込んだものの審査には通らなかったという場合も、アイフルのおまとめローンなら審査に通る可能性があるので向いているでしょう。
何より、今後お金を借りようとは思っていない人に向いています。
向いていないケース
向いていないケースとしては、まず今後もお金を借りようと思っている人です。おまとめローンは返済専用なので、追加の借入をしたい人には向いていません。そういった人は、なるべく低金利のカードローンを探して独自に一本化したほうがいいでしょう。
また、収入が少ない人はおまとめローンの審査に通らない可能性が高いので、向いていません。今は良くても、今後転職などで収入が下がる可能性が高いという人にも向いていないでしょう。
プロミスやアコムのおまとめローンとの比較
では、アコムのおまとめローンは、プロミスやアコムのおまとめローンとはどのような違いがあるのでしょうか?それぞれのおまとめローンを、比較してみましょう。
消費者金融 | アイフルおまとめローン | プロミスおまとめローン | アコムおまとめローン |
---|---|---|---|
金利 | 3.0%~17.5% | 6.3%~17.8% | 7.7%~18.0% |
融資限度額 | 800万円 | 300万円 | 300万円 |
おまとめ対象 | 銀行からの借入 貸金業者からの借入 リボ払いなど | 貸金業者のみ | 貸金業者のみ |
融資までの時間 | 最短即日 | 最短即日 | 最短即日 |
申込方法 | ネット申込郵送契約 ネット申込来店契約 | 自動契約機 店頭窓口 | 電話申込 来店契約 |
ネット申込来店契約 | 口座引落 ATM | 口座引落 ATM | 口座引落 ATM |
アイフルが他社のおまとめローンよりも優れている点としては、まず金利が低いという点があります。
また、融資限度額も他社が300万円なのに対して、アイフルは800万円となっているため、借入総額が多い人でも利用できます。
おまとめの対象となる借入も他社は貸金業者のみなのに対して、アイフルは様々な借入に対応しています。
ネットでの申込ができ、来店不要でも契約が完了するのもアイフルだけです。
他の2社と比較しても、かなり利用しやすいといえるでしょう。
アイフルおまとめローンの契約違反について
アイフルのおまとめローンを契約して、もしもその契約に違反した場合はどうなるのでしょうか?まずは、違反する可能性が高い契約違反にはどのようなものがあるか、覚えておきましょう。
まず、おまとめローンを利用している最中に別途借入をするのは契約違反になる可能性があります。新たな債務を増やすことは、原則として禁止されているのです。もし、新たな借入が必要な場合は、まず相談してほしいとも書かれています。そのため、どうしても必要であれば先にアイフルに相談してみましょう。
これ以外では、まず約定支払日に返済ができなかった場合、破産や差し押さえ、民事再生手続き開始の処分を受けたことがアイフルに分かったとき、契約時に虚偽の申告をしていた場合、所在不明となったときなどがあります。
契約違反した場合のペナルティ
契約違反をしてしまった場合は、ペナルティとして期限の利益の喪失、つまりは残額を一括返済するよう求められる可能性があります。契約の際にも、返済が遅れたときや破産をはじめとした債務整理を行ったとき、勤務先や住所が変更されてアイフルに申告されなかった時などは、契約の解除や契約締結の合意の撤回ができる、という同意事項があるのです。そのため、分割での返済が認められなくなり、残っている債務を全額返済することになるのです。
ただし、返済が遅れたときはすぐに連絡すれば、ペナルティを回避できる可能性が高いでしょう。その場合は、なぜ遅れたのか、また、いつなら返済できるのかをしっかりと説明しましょう。とはいえ、契約している額が大きいとそれだけペナルティを回避するのが難しくなるため、注意しましょう。
まとめ
・アイフルおまとめローンは、2種類ある
・どちらも、契約方法は異なるが内容は同じ
・審査基準は、カードローンとあまり違いがない
・通常のカードローンよりも借入額が大きいため、年収などの基準は厳しい
・申込の際は、運転免許証があるとベスト
・審査落ちを防ぐためには、なるべく借入件数を減らしておくべき
・複数のローンに、短期間で申し込むのは避ける
・アイフルは、貸金業者以外からの借入もまとめることができる
・融資可能額も、他社より上限が高い
・契約に違反すると、一括返済を求められる可能性がある
※2010年以前の場合、過払い金が発生するケースがあります。お気軽にご相談ください。
まだデータがありません。
クレジットでの買い物や、軽い気持ちでキャッシングを重ねるうちに借金が知らない間に増えることは、だれにでもあることです。
支払いが無理かなと感じたら、身近な法律家である司法書士にまずは、ご相談ください。
あなたの早めの相談が問題解決へのきっかけになります。
一人で思い悩まずに、司法書士といっしょに問題解決に向けてスタートしましょう。
また、司法書士は、不動産登記や商業登記、簡易裁判所で扱う事件についての代理等をしていますので、借金問題以外の法律相談もしています。
弁護士では、敷居が高いと感じている方も、気軽にご相談ください。